知らないと危険!?脱毛のリスク…経験者が語る実態

医療脱毛について

「医療脱毛って安全って聞くけど、本当に大丈夫なの?」
初めての脱毛を検討している方の中には、こんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

たしかに、医療脱毛は国家資格を持つ医師や看護師が施術を行うため、基本的には安全性の高い医療行為です。
しかし、それでも“リスクがゼロ”というわけではありません。

実際に、 思わぬ副作用が起こることもあるのです。

とはいえ、過度に怖がる必要はありません。
きちんとした知識と対策を知っておけば、多くのトラブルは防ぐことができます。

ぬけこ
ぬけこ

この記事では、医療脱毛でよくあるリスクと、その対処法・予防策実体験も交えてわかりやすく解説しています。

 医療脱毛を安心してスタートするために、ぜひ参考にしてくださいね。

 医療脱毛のリスク5選と徹底対策!

主に報告されるリスクや副作用を以下にまとめました。

赤みやひりつき

原因

レーザー照射による熱が原因で起こる一時的な炎症反応です。これは一時的なもので、数時間から数日で自然におさまるケースがほとんどです。

対策

  • 冷やす
    保冷剤などで優しく冷却
  • しっかり保湿をする
    脱毛後の肌は敏感になっているため、低刺激のものを選ぶ

それでも症状が長く続く場合は、無理せずクリニックに相談しましょう。

【実体験】これって肌トラブル!?

照射後すぐに、毛穴に沿って赤みや軽い腫れが出ることがよくあります。
初めて見ると皆さん「何かトラブルが起きたのでは…?」と不安になられますが、実はこれ“脱毛の反応がしっかり出ている”サイン。
ほとんどの場合、数時間〜数日で自然と落ち着いていきます

ただし、赤みやヒリつきがなかなか引かない場合には、看護師が状態を確認し、必要に応じて医師の診察を行い、そのうえで保湿剤を塗ったり、お薬を処方したりして、きちんとケアさせていただいていました。
これまでの経験でも、そういった対応でしっかり回復された方がほとんどでした。

また、毛穴ごとの赤みとは別に、少し大きめの丸い赤みが広がることもあります。
これは一部の脱毛機で使用する冷却ガスの刺激によって出ることがあり、時間とともに自然と治まりますので、心配はいりません。

ぬけこ
ぬけこ

何か気になることがあれば、一人で悩まずに、いつでも看護師にご相談ください。
不安な気持ちも含めて、しっかり寄り添って対応してもらえるので、安心して施術を受けてくださいね。

毛嚢炎(もうのうえん)

原因
レーザー照射後の肌はバリア機能が弱くなっていて、そこに細菌が入るとニキビのような赤いブツブツ(毛嚢炎)ができてしまいます。

毛嚢炎が疑われる症状

毛穴を中心に赤く盛り上がっている
白いニキビのようなできもの
軽度なら痛みやかゆみは少なめ、悪化すると痛くなることも

対策

  • 軽度なものであれば患部を清潔に保つことで数日で自然と治る。
  • 悪化してしまった場合はお薬が必要になることもあるので早めにクリニックに相談する。

予防法

・汗をかいたらこまめに拭き取り、着替える
洗顔料やシャンプーをしっかり流す
・脱毛後は保湿をしっかりする

【実体験】毛嚢炎が起きやすいのはVIO!?

私のクリニック勤務の経験から言うと、脱毛後に毛嚢炎が起きやすい部位は、圧倒的にVIOです。
実は私自身もVラインに毛嚢炎ができてしまったことがあり、ショーツがこすれるたびにズキズキ痛んで、とてもつらかったです。

でも幸いなことに、診察もお薬の処方も無料のクリニックだったため、すぐに診てもらえて、あっという間に症状が落ち着きました。

それ以降は、肌をこまめに清潔に保ち、保湿も丁寧に続けることで再発せずに済んでいます。

ぬけこ
ぬけこ

あのとき、きちんと対応してくれるクリニックを選んでいて本当に良かったと心から感じました。

やけど・色素沈着

原因
レーザーの熱が毛根だけでなく肌にも伝わり、ダメージをあたえるため。
特に日焼けした肌や乾燥した肌はレーザーの影響を受けやすく、やけどのリスクも高まります。

また、施術者の技術不足も原因のひとつ。
肌の状態や毛質に合っていないパワーで照射すると、肌に強いダメージを与えてしまいやけどを起こします。
さらに、熱破壊式レーザーで照射自体が重ね打ちになったり、蓄熱式レーザーでは一部に熱がたまり過ぎることでもやけどをおこす危険性があります。

やけどが疑われる症状

痛みをともなう赤みが3日以上続く
黒ずんだようなシミ(色素沈着)
水ぶくれ、ミミズ腫れなど

対策

  • 赤みが軽度なら保冷剤をガーゼやタオルに巻いて冷やして様子を見る
  • 水ぶくれは絶対につぶさず、すぐクリニックに連絡する
    (無理につぶすと細菌が入って治りにくく、やけど痕が残る原因にもなるため)

※水ぶくれも含め、上記の症状が出た場合にはお薬が必要になることもあるので、できるだけ早めにクリニックに連絡して適切な処置を受けましょう。

予防法

保湿と日焼け対策をしっかり行う
・カウンセリングで光アレルギーなどの相談をしておく

※光過敏症や日光アレルギーがある人はレーザーを照射した時も肌トラブルが起きやすく、やけどにつながる可能性も高いです。

アレルギー反応が出るかどうかはテスト照射でも確認できるのでカウンセリング時に必ず相談して契約前に確認しておくと安心です。

【実体験】やけどの原因は施術者の技術不足がほとんど!?

ちなみに、正直なところ、やけどの多くは施術者の技術不足によって起きているのが現実です。

私が医療脱毛の看護師として働いていたときも、やけどのトラブルを起こすのは決まって技術に不安のあるスタッフばかりでした。
逆に、知識と技術がしっかりある人が対応すれば、やけどはほとんど防げると実感しています。

やけどは痛みを伴うだけでなく、色素沈着として跡が残ってしまうリスクもあるため、絶対に避けたいトラブルのひとつです。

ぬけこ
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だからこそ、自分でできる対策(保湿や紫外線対策など)を徹底するのはもちろん、技術力のあるスタッフが在籍し、トラブル時にもきちんと対応してくれるクリニックを選ぶことがとても大事です。

硬毛化・増毛化

硬毛化・増毛化とは、レーザーをあてた部分の毛が、逆に太く・濃くなる現象のことです。

原因
正確な原因はまだわかっていません。
レーザーの熱が毛をしっかり破壊できず、かえって毛の成長を刺激してしまうのではないかとの一説もあります。

硬毛化を疑う症状

施術前よりも明らかに濃く太くピンと立つような毛が生えて来た場合。
顔やうなじ、背中、二の腕など細い毛が多い部位に起こりやすいです。
※ただし、その他全ての部位にも硬毛化・増毛化が起こる可能性があります。

対策

硬毛化の対処は、自分でなんとかするのが難しいトラブルです。
基本的にはクリニック側での対応が必要になるため、少しでも「毛が濃くなったかも?」と感じたら、早めにクリニックへ相談することが大切です。

※ただし、すべてのクリニックが硬毛化への対応をしてくれるわけではありません。

なかには「対応していません」と事前に明記しているクリニックもあるため、契約前にアフターサポートがしっかりしているかどうかを確認しておくことも、安心して脱毛を続けるための大事なポイントになります。

ぬけこ
ぬけこ

原因が解明されていないことから、リスクを完全になくすことは難しいですが、一部効果があった方法を下記でご紹介しますね。

レーザーのパワーを上げて再照射する

レーザーのパワーが足りなかった場合であれば、パワーを強くすることで硬毛化が改善されるケースもあります。(ただし、パワーを上げられる余地がある場合のみ)

②波長を変える

考えられるもうひとつの原因として、レーザーが毛の根元までしっかり届いていなかった可能性があります。

③しばらく様子を見る

硬毛化した毛にも毛周期があるため、時間が経てば自然に抜け落ちることがあります。
ただし、硬毛化した毛は成長期が長引く傾向があり、抜け落ちるまでに半年〜1年ほどかかることもあります。
必ず戻るとは限らないため、早く脱毛を終わらせたい方は他の対処法も検討するとよいでしょう。

【実体験】実際硬毛化って本当にあるの?治った人は?

私がクリニックで勤務していたときも、頻度は少なかったですが硬毛化になってしまったお客様が何人かいらっしゃいました。
私の経験上、硬毛化してしまった方の多くは「熱破壊式」の脱毛機を使用されていたケースでした。

私の勤めていたクリニックでは、医師の診察で硬毛化と判断された場合、まずは最低6ヶ月以上の期間を空けて経過を観察
再度の診察でも改善が見られなかった場合には、「蓄熱式」の脱毛機に切り替えて照射を行っていました。
実際、この方法で1/3くらいの方には改善が見られた印象です。

硬毛化は、できれば避けたい副作用のひとつですが、現在のところはっきりとした原因がわかっていないため、誰にでも起こる可能性があります。

だからこそ、万が一のときにしっかり対応してくれるクリニックを選ぶことがとても大切です。
中には「硬毛化には対応していません」と最初から断ってしまうクリニックもあると聞きます。

ぬけこ
ぬけこ

硬毛化が不安な方は、契約前に「万が一硬毛化した場合、どのように対応してくれますか?」と確認しておくのが安心です。
信頼できるクリニック選びの一つのポイントにしてくださいね。

照射もれ

しっかりとレーザーが当たっていない部分があると、その部分だけまた毛が生えてきてしまいます。これを照射もれといいます。

原因
施術者の照射ミスや技術不足が主な原因です。

照射漏れの症状
照射から2〜3週間経っても、ライン状に毛が残っているなど不自然に毛が残っている場合は照射もれの可能性があります。

対策

  • クリニックに連絡して、照射もれの再照射をお願いする
    クリニックによっては「照射もれ保証」の期間があるので、早めに連絡することが大切です。

中には再照射が有料のクリニックもあるため、事前に確認しておくと安心です。

【実体験】照射もれも施術者の技術不足が原因!?

本来あってはならないことですが、私が勤務していた際にも「照射もれ」が一定の頻度で起きていました。

特に多かったのはVIOです。
VIOは施術時の視野が狭く、形状も複雑なため、どうしても照射が難しい部位。
毛量が多いこともあり、一部だけ毛が残ってしまうと目立ちやすく、お客様もすぐに気づかれるケースがほとんどでした。

そして、照射もれもやけどの時と同様、原因の多くは「施術者の技術不足」。
とくに新人スタッフや、研修が不十分なスタッフが担当した場合に起こることが多かったです。
経験を積んだスタッフであれば、防げたケースも少なくありませんでした。

照射もれも、適切な技術をもっていれば防げるトラブルです。
だからこそ、信頼できるスキルと知識を持った施術者が在籍しているクリニックを選ぶことがとても大切です。

ぬけこ
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クリニック選びの際には、「経験豊富なスタッフが対応してくれるかどうか」「照射もれへの対応方針があるか」なども事前に確認しておくと安心ですよ。

【まとめ】リスクを乗り越えて、医療脱毛をはじめよう!

  • 赤み・ひりつき
    ・レーザーの熱による一時的な炎症反応
    ・通常は自然に治るが、冷却や保湿が有効
    ・長く場合はすぐにクリニックに相談を
  • 毛嚢炎
    ・肌のバリア機能が低下し、細菌が入りやすくなる
    ・特にVIOにできやすいので清潔と保湿が大事
    ・悪化時は薬が必要になることも
  • やけど・色素沈着
    ・高出力や施術者によるミスが原因
    ・水ぶくれ、ミミズ腫れ、黒ずみが出たら要注意
    ・日焼け・乾燥対策と、技術力のある施術者を選ぶことが重要
  • 硬毛化・増毛化
    ・顔・うなじ・背中など産毛部位で起きやすい
    ・未解明だが、出力調整や機械変更で改善することも
    ・対応してくれるクリニックか事前に確認を
  • 照射もれ
    ・特にVIOは起きやすく、目立ちやすい
    ・多くは施術者の技術不足が原因
    ・再照射してもらえるか保証内容を契約前に確認しておくと安心

医療脱毛は高い効果が期待できる一方で、副作用のリスクもゼロではありません。
だからこそ、トラブルを未然に防ぐためには、施術を受ける私たち自身の意識や準備も大切です。

とくに、施術者の知識や技術レベル仕上がりや肌トラブルの発生に大きく関わります。
しっかりと研修を受けたスタッフがいるクリニックを選ぶことで、安心して施術を受けられるでしょう。

また、保湿や紫外線対策など、自分でできるケアもリスク軽減には欠かせません。
そして、万が一トラブルが起こってしまった場合に、丁寧に対応してくれるクリニックを選んでおくことも大切です。

ぬけこ
ぬけこ

不安な方は、カウンセリングの時点で「過去にどんな副作用があったか」「対応や保証体制はどうなっているか」を確認してみてください。
そうした一歩が、安心・納得のいく脱毛体験につながるはずです。



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